言葉ではないもので 西城秀樹 書きおこし

西城秀樹さんについて語られた言葉を記録しています。

松崎しげるさんが語る西城秀樹



【ふたりのビッグショー 西城秀樹・松崎しげる~今も青春 ロカビリー&GS~】

1994年2月28日 NHK総合(於 NHKホール)

 

 

 



松崎「僕たちの写真を見ていただきました。笑いの渦でした。なぜか私のあの髭の写真(笑)。

そして、こちらをご覧ください。ヒデキ4歳の時の写真です。この頃からルックスがよく、きっとお姉さん達にもキャーキャー言われていた坊やなんでしょうね。

ただ、西城秀樹と言えば、『やめろと言われても♪』(会場から『ヒデキ!』)と言って踊りまくり、『ロ~ラ~♬』と歌い上げる。そんなイメージの強い歌手です。

でも、僕の知っているヒデキは非常に音楽好きな奴です。そして、自分はそれ程飲まないのに、私みたいな酔っぱらいの相手を最後までしてくれます。優しくてシャイな男です。まあそのシャイが曲者で…いまだ…独身です(笑)。私は二度も離婚しました(爆笑)。

でもこのヒデキ、だてに長年アイドルをやっているわけではございません。

そう、周囲が作り上げたワイルドなヒデキのイメージを上手に保ち、反面、ソフトにバラードを歌い上げる。

ヒデキと言うのは、そういう器の大きい奴です。

今日はそんなヒデキのマルチな魅力をたっぷりと楽しんで頂きたいと思っています。」

 

 

ヒデキ「さあ、ここに一枚の写真がございます。まるでアイドル歌手のような顔でございますけど、これは18歳の時の松崎しげるさんなんです。まあ、こういう髪型をしているということは、グループでデビューしたんですって。いわゆるロックグループ。人間慣れないことをするもんじゃありませんね。そのロックグループ、全然売れませんでした(笑)。

しかし皆さんご存じの通り、松崎しげるさんというのは日本を代表する素晴らしい実力派の歌手です。その実力派というのが実は足を引っ張ってしまったんですね。その頃というのは昭和40年代の…後半ですか。どうも日本というのはスケールの大きい曲はなかなか流行らないという風潮があったんですね。そこで松崎さんにも、なかなかそんなナンバー、歌を与えられなかったんじゃないかと思います。

でも彼はめげずに、決して諦めませんでした。そして素敵な、彼にピッタリ似合う曲に出会えました。

今日はスペシャルバージョンでお届けします。『愛のメモリー』」

 

 

 

歌謡ポップスチャンネル 2023年8月13日放送

曲目 YOUNGMAN(Y.M.C.A.)

           監獄ロック

   ハート・ブレイク・ホテル

   ルイジアナ・ママ

   薔薇の鎖

   黄色い麦わら帽子

   ラブ・ミー・テンダー

   あの時君は若かった

   君だけに愛を

   情熱の嵐

   傷だらけのローラ

   激しい恋

   ブルースカイ ブルー

           グッド・バイ・マイ・ラブ

   YAH YAH YAH

 



ビッグショー&ふたりのビッグショー – BLOW UP FOREVER

 

 

 

松崎さん、秀樹さん、素敵なショーをありがとうございました。